1月29日(火)視察3ヶ所目は、JR九州鹿児島支社での意見交換です。

JR鹿児島中央駅近くにある支社の建物内で、同社の副支社長らから、九州新幹線の概要およびJR九州におけるユニークな観光列車の取り組みについてご説明いただき、意見交換しました。

JR九州の社長自らネーミングするという観光列車は、人や物をただ目的地に運ぶということから発想を転換して、その列車に乗ること自体が目的になるくらいに、車両のデザインをユニークにしたり、子どもにも楽しんでもらうために車内に絵本棚を置いたり、その車内でしか楽しめないこと、そこでしか買えないグッズ販売などに取り組んでいました。

明日乗る予定の「指宿のたまて箱」号は、九州新幹線の開業効果を沿線外にも広めるために新設された観光列車です。

九州新幹線の営業収入だけでは利益は上げられず、在来線の売り上げをいかに上げていくか、さらには鉄道以外の事業も展開し、いかに多角的経営をして利益を上げていくか、会社全体で検討しているそうです。

北海道も以前から斬新なデザインのトマムエキスプレス、フラノエキスプレス、ニセコエキスプレス、ノロッコ号やSLなどがあります。
早く目的地に到着することも列車に乗る目的ですが、ユニークな列車に乗りながらゆっくり沿線の風景や食事を楽しむ、そういうものもいいのではないでしょうか。

明日は指宿から鹿児島中央駅まで「指宿のたまて箱」号、鹿児島中央駅から小倉駅まで九州新幹線に乗って体感します。