1月30日(水)視察3日目は、JR九州で取り組んでいる観光列車のひとつ「指宿のたまて箱」号と、九州新幹線「さくら」に乗車して、ユニークな取り組みや車輛内の設備状況などについて体感しました。
指宿~鹿児島中央駅間を走る「指宿のたまて箱」は、車輛の塗装が白と黒で左右に塗り分けられ、ドアが開くと上部からたまて箱から出る煙に見立てた水蒸気が噴出し、臨場感たっぷり。
車内はテーブルやイス、本棚や床などほぼ木製で、車輌の横半分は海岸や桜島が見られるように窓に向ってイスが設置されています。
指宿駅を出発してしばらくすると、近くの指宿市役所の職員さんらが旗を振って歓迎してくれました。これもまたうれしいサービスです。
今回乗った列車は2両編成ですが、1両ずつに女性乗務員がいて、記念グッズの販売や乗車記念ボードを持って記念撮影のサービスなどをしていました。
約1時間の乗車でしたが、ワクワク感とおもてなしの心を感じる観光列車でした。
鹿児島中央駅で九州新幹線「さくら」に乗り換えて一路、小倉駅へ。
日本の新幹線技術はすばらしく、揺れや騒音もほとんどなく、快適な乗り心地でした。
昨年に北海道新幹線の札幌延伸が認可・着工されましたが、完成まで計画ではあと約23年。莫大な建設費負担や今後迎える人口減少問題などありますが、経済効果も考慮して、早期開業を実現しなければと実感しました。