第3回定例道議会の一般質問2日目の9月20日、知事ならびに教育長に対して大きく4点について一般質問を行いました。
①専修学校の入試活動について
②北海道アイヌ生活実態調査について
③6次産業化の推進について
④教育環境の充実と高校生のアルバイトについて
①点目の道内の専修学校の入試活動というのは、道内のある専修学校が昨年度、一般入試の前の推薦入試やAO入試の段階で定員に達したため、一般入試の受付を中止し、一般入試の願書を提出した高校生に対して不誠実な対応をしたことについて、道の認識と今後の再発防止に向けた取り組みを知事に質問しました。
知事からは、受験の機会を失わせ、不信感などを抱かせたことに大変遺憾に思うとともに、入試状況について把握していくという答弁がありました。
この件については夜のNHK道内ニュースや翌日の新聞にも掲載されました。
②点目は北海道アイヌ生活実態調査に関して、7年ごとに調査し推進方策を実施する期間の短縮や調査方法の簡便化を求めるとともに、この調査はそもそも道が主体でやるのではなく、歴史的経緯からしても国が責任を持って実施すべき調査であること、さらにはアイヌ新法の制定を国に対して強く要請すべきと知事に問いただし求めました。
知事からは、今後、調査方法等の変更を柔軟に検討するとともに、調査の実施主体の道から国への移行、アイヌ新法の制定を国に求めるという答弁がありました。
③点目は農林水産業の6次産業化についてで、6次産業化サポートセンターの取り組みや、「食の6次産業化プロデューサー」段位制度の推進と農業高校等での取り組みなどについて質問しました。
知事ならびに教育長からは、地域の取り組みの核となる人材の育成を進めながら、6次産業化を一層推進するという答弁がありました。
④点目の教育環境の充実については、子どもたちの基礎学力向上のためには、全国学力テストの直前に過去問題を反復学習するなど付け焼刃的な対策を取るのではなく、教員定数を増やし、子どもたち一人一人に寄り添って丁寧な学習指導できる教育環境の充実に取り組むべきと質問しました。
教育長からは、道独自の教員増加は難しく、国の定数改善がなければ困難という答弁に留まりました。
高校生のアルバイトについてですが、現在「ブラック企業」という言葉とともに「ブラックバイト」と表現される劣悪な環境でアルバイトさせられる状況が増えてきており、高校生をそうした状況から守るためにも、人材育成等を専門にしている人材サービス会社によるアルバイト登録管理・支援指導をモデル事業として取り組んではどうかと質問しました。
教育長からは、高校生のアルバイトの状況調査を行う、民間企業によるアルバイト登録管理については情報収集に努めるという答弁がありました。
今後もさまざまな政策、課題について取り上げて質問して参ります。