本日2月8日に開催された新幹線総合交通体系対策特別委員会の議事ならびに質疑、質問の概要をお伝えいたします。
私は、鉄道ネットワークワーキングチームから知事に出された報告書について下記のような質疑をしました。
「『上下分離方式』といってもJR北海道が求める沿線自治体による上下分離方式と、国による上下分離方式とはしっかりと分けて考えるべきである」
「報告書には『国による抜本的な支援』として主に5点の方策が記載されているが、その中に『国による上下分離方式』が明記されていない。国には国鉄分割民営化当初からJR北海道の赤字経営を想定していた責任がある。この報告書はあくまでたたき台として、道は国もしくは鉄道運輸機構等による上下分離方式も求めるべきと考えるがいかがか」と質疑しました。
それに対して道は、明確には答弁しませんでしたが、「JR北海道が提案している4つの手法だけが選択肢ではなく、あらゆる可能性について検討していくことが必要」という主旨の答弁がありました。
今月24日から始まる第1回定例会でも大きな論点となります。引き続き取り組みます。
●議事
1.JR北海道の事業範囲の見直しに係る意見交換実施報告の件
(1月24日に実施した上記意見交換会についての報告)
報告者:委員長
2.随時調査及び道内調査実施報告の件
(2月1日~3日に実施した、宮城県における随時調査、並びに渡島総合振興局管内及び上川総合振興局管内における道内調査等の概要についての報告)
報告者:委員長
3.鉄道ネットワークワーキングチームに関する報告聴取の件
報告者:交通政策局長
質疑者:冨原亮委員(自民)
菅原和忠委員(民進)
道下大樹委員(民進)
赤根広介委員(結志)
金岩武吉委員(結志)
4.航空路線の動きに関する報告聴取の件
(航空各社の平成29年度夏季(4月~9月)における運航予定等についての報告)
報告者:航空局長
5.道内空港の運営の民間委託に係る取り組みに関する報告聴取の件
(1月25日~26日に旭川市において開催されたシンポジウムの概要、1月23日に実施した知事による国交大臣への「北海道発の提案」説明の概要、及び1月31日開催の一括民間委託対象7空港の地元首長と道との意見交換の概要等についての報告)
報告者:空港運営戦略推進室長
その他質問…なし
以上